スペクトラム拡散信号の解析

信号源とAC-SA1を上図のように接続します。
AC-SA1の記録中心周波数をを Wi-Fiのパスバンド周波数2.450GHzに、記録する周波数帯域幅を50MHzに設定します。
つぎに、解析に必要な時間分のパスバンド信号を記録します。IFデータは[Signed Integer X 2] データ形式で保存されます。
AC-SA1で記録されたIFデータファイルを再生して、パスバンド周波数2.450GHz、周波数帯域幅50MHzの信号として再生して解析を行います

この動画は、AC-SA1を使用してスペクトラム拡散信号(2.4GHz Wi-Fi)の信号を解析した例です。パスバンド信号50MHz帯域幅をAC-SA1で記録し、これを同一のパスバンド周波数で再生したものをFFT方式のSpectrum Analyzerで観測したものです。50MHz中にWi-Fi信号が分布していることが分かりますが、FH方式の信号をFFT方式のSpectrum Analyzerで観測すると、この動画のように、正しいスペクトラムを表示することができません。

この動画は、AC-SA1を使用してスペクトラム拡散信号(2.4GHz Wi-Fi)の信号を解析した例です。パスバンド信号50MHz帯域幅をAC-SA1で記録し、これを同一のパスバンド周波数で再生したものをFFT方式のSpectrum Analyzerで観測したものです。(上の動画との違いは,Spectrum Analyzerで観測している帯域幅が10MHzに狭められていることです)観測する帯域幅を狭めても、正しいスペクトラムを表示することはできません。

FH方式のスペクトラム拡散信号の解析では、短時間に周波数が変化する信号を確実に捉えることが求められます。このような場合、Realtime Spectrum Analyzerが有効です。この動画では、パスバンド中にスペクトラム拡散された信号が送信されていることがよく分かります。 非常に便利なRealtime Spectrum Analyzerですが、広帯域の信号を観測する場合などは、観測帯域幅の不足が問題になることがあります。このような場合はAC-SA1の再生機能を使い、観測対象の周波数を変化させて複数回解析することによって、広帯域の信号解析を実現します。
 この周波数帯では、2.4GHz FH Wi-Fi, 2.4GHz DS Wi-Fi, Bletooth, Microwave Ovenなどが混在しており、障害解決のための、
パスバンド信号解析は非常に有効です。